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私たち大人が今、しなければならないこと

今、テレビでも叫ばれている格差の広がり。子どもの貧困も深刻化しています。
2004年度の尼崎市の生活保護受給率は1995年度からの増加率約2%も。
国際比率を見ると日本は+2.3%も。
これを見るとスタートラインにたつ時点ですでに格差があり、機会・チャレンジの平等さえ、格差は明確になっています。
今の社会の仕組みでは、大学卒業までの「並コース」で子ども一人に約2985万円。最もかかるコースはなんと6064万円だそうです。貧困の再生産・世代間連鎖の基礎が作られているように思います。
NHKの格差を考える特集番組では、「高」を東京の学校、「低」を尼崎の学校で紹介していました。子どもの文化的な生活を守るのは親だけではなく、地域の大人すべての責任である、と思いました。
IPPOをみても、参加している子どもの親だけでなく、たくさんの大人が生きるうえで大切な活動の場だと応援し、見守っています。
 私たち、大人が今しなければならないことは、社会保障の解体とも言える今の政策の流れをどのように受け止めるか。
そして、子どもと人間の未来を守るために、どのように声をあげてゆくのかを考えることではないでしょうか。

                          megumi fukumoto

by art-space-ippo | 2007-04-11 22:18 | IPPO通信より  

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